東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門

氏名 関口 美保
セキグチ ミホ
役職 教授
研究キーワード 大気環境、放射伝達、大気放射
研究テーマ・研究活動
  • 気候形成と放射過程
    地球は日々、太陽からエネルギーを受け取る一方で、大気中に熱としてエネルギーを放出しています。このエネルギーの受け 取りと放出のバランスで、気候に変化が生じています。このメカニズムは、2021 年にノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎 博士が50 年以上前に数値モデルでシミュレーションし、二酸化炭素が増えると地球温暖化につながることが証明されました。 当時と比べてコンピュータが格段に進歩した現在では、より詳細な気候変動についてのシミュレーションが可能になりました。 当研究室では、この地球大気のエネルギーの流れをシミュレーションするモデル(放射伝達モデル)を開発しています。
  • 雲・エアロゾル相互作用
    気候変動には大気中の微粒子である「エアロゾル」も大きな影響を与えています。エアロゾルによる影響は種類によって異なり、 例えば森林火災などで発生する黒色炭素(すす)は太陽光を吸収して大気を暖める性質を持ちますが、排気ガスから化学反応 して生じる硫酸塩などは太陽光を反射して大気を冷やす性質を持ちます。また、雲の中に入り込むと雲核として働き、雲粒が 小さくなることがわかっています。これにより雲が太陽光を反射しやすくなるため、冷却の効果を持ちます。これらの効果を 定量的に評価するため、衛星データと放射伝達モデルを組み合わせて研究を行っています。
研究者ホームページ
研究者情報 https://tumsatdb.kaiyodai.ac.jp/html/100000606_ja.html
researchmap https://researchmap.jp/read0124176
OACIS https://oacis.repo.nii.ac.jp/search?q=&wid=2460
研究紹介資料
研究者総覧冊子版
研究者総覧冊子版  海洋電子機械工学部門_教授_関口美保.pdf
特許等1(大学単独)
特許等2(大学単独)
SDGs研究者インタビュー