学術研究院 海洋生物資源学部門

氏名 宮本 隆典
ミヤモト タカノリ
役職 助教
研究キーワード 魚群行動、計測、超音波、機械学習、漁業
研究テーマ・研究活動

〇画像処理・AI 技術を活用した魚群遊泳行動解析に関する研究
水中カメラや音響計測機器などの計測・収録機器の発達により、海中計測データの長時間収録が可能となりましたが、その大 規模データの解析はいまだ困難です。そこで、画像処理技術やAI 技術を活用した大規模データの効率的な解析手法の構築およ び解析データからの魚群遊泳実態の解明に取り組んでいます。

〇高周波超音波を用いた魚類行動計測に関する研究
魚群探知機やソナーといった音響計測機器を用いた魚群検知が行われていますが、kHz 帯の超音波が主に使われるため、群れ としての検知が中心となっています。1魚体の識別および詳細な行動把握を実現するために、Mhz帯域の高周波超音波を用 いた新規魚類行動計測技術の開発に取り組んでいます。高周波の利用により計測可能な範囲は狭くなりますが、魚の体の部位 の特徴を反映した反射波が返ってきます。この特徴などを利用した、1魚体ごとの詳細な行動計測や魚種判別、大きさ推定等 の技術開発を進めています

〇刺激に対する魚類の反応行動に関する研究
魚類は光、水の流れ、音、温度、化学物質など様々な刺激に対して反応行動を示します。この反応行動の表れ方は、刺激の種 類や程度だけでなく、魚類の種類、成熟度、内部状態など、様々な要因により変化します。魚類の刺激に対する反応行動につ いて、様々な計測・解析技術を用いた反応行動の解明を行うとともに、反応行動を利用した魚類行動制御手法の開発に取り組 んでいます。

研究者ホームページ https://www2.kaiyodai.ac.jp/~rmiy001/
研究者情報 https://tumsatdb.kaiyodai.ac.jp/html/100000940_ja.html
researchmap https://researchmap.jp/ryusuke_miyamoto
OACIS https://oacis.repo.nii.ac.jp/search?q=&wid=7765
研究者インタビュー等
特許等(大学単独 開放特許データベースへのリンク)
研究紹介資料